9日にJ1・セレッソ大阪を退団したサッカー元日本代表・乾貴士選手が、J2・ファジアーノ岡山の練習に参加しました。

乾選手は4月5日に行われた柏レイソルとの試合で、後半途中交代する際にスタッフに暴言を吐くなど規律違反を行ったため、公式戦6試合の出場停止に。

処分が明けた後は練習には参加せず、双方合意のもと6月9日付で契約解除が発表されていました。

「サッカーやめようかなっていう思いも、もちろんありました」と一時は引退も考えたことを明かした乾選手。

それでもサッカーを続けようと思った理由。

「自分はサッカーしかないっていうのもあったのと、息子に『まだやめんといて』と言われたので」

自分のため、そして息子のためにもサッカーを続ける決断をした乾選手。

練習参加を提案してくれた岡山には「ほんと感謝しかないですね(久々のチームでの練習は)楽しかったですよ。一人でずっとやるのは限界があったので、気持ちの面もそうですし体の面も。こうやっていい雰囲気のチームでできたことが本当にすごくよかったです」と笑顔で感謝を語りました。

また今後の所属先については、「岡山でプレーしたいと思うことももちろん可能性はないわけではない。そうだったときには精いっぱい頑張りたいと思いますし、今はもうちょっといろんなところを探っていければというのが正直なところ」と未定であると明かしました。