日本バドミントン協会は18日、都内で評議委員会と理事会を開き、役員改選を実施し、新会長にJリーグ前チェアマンの村井満氏が就任しました。

その後、決定した理事10名と監査役3名が記者会見に登場。同協会は元職員による横領や隠蔽など不祥事が相次いでおり、国から制裁として強化費が20％削減されているなど厳しい状況にあります。

そこで今回、協会の体制を刷新し、理事と監査役全員が新任となりました。

長年にわたりJリーグ発展に大きく寄与した村井新会長の手腕に期待が高まるなか、改革を発表しました。

意思決定を早くするために理事の人数をを前体制から半減となる10人に変更。さらに理事の女性比率を5割としています。

また、ロンドン五輪の混合ダブルスに“イケシオ”の愛称で出場した池田信太郎さんも理事に就任。

元選手が理事になることで現役選手の意見が協会の中枢に伝わりやすくなる狙いもあると言います。

記者からの数々の質問に真摯な態度で対応していった村井新会長。新任の理事たちについては「私の考えるところ、最強最高のメンバー」と話し、新体制への自信もうかがわせました。

またパリ五輪では「5種目全てで金メダルをとってほしい」と期待し、選手たちへのバックアップにも全力を注いでいく姿勢を見せました。

現在、5種目全てで世界ランキング上位につけており、新体制でさらなる躍進が期待されます。