MLB・ドジャースへの移籍が決まった山本由伸投手が30日、大阪市内で会見を行い、オリックス入団からの7年間を振り返りました。

山本投手は2016年にドラフト4位でオリックスに入団しましたが、「ドラフト上位候補でもなかったので社会人にいくべきか、プロにいくべきかすごい悩みました。やっぱりプロ野球選手を目指して小さい頃からやっていたので、そこ（ドラフト）は最後も悩みながらなんとか決断できた感じです」と当時を振り返りました。

その中でも担当スカウトの山口和男さんとの出会いが大きかったと明かし、「和男さんとの出会いは特別でしたし、プロに入ってからも気にかけていただいて、和男さんのおかげでプロ野球選手になれたといってもいいくらい感謝しています」とコメントしました。

また入団当時は「メジャーリーグを目指したというよりは、早く1軍で活躍できるように頑張ろうと強く思っていました」と話した山本投手でしたが、2年目に中継ぎ投手として54試合に登板すると、3年目から先発に転向。そして21年から3年連続で投手4冠と沢村賞を獲得するなど、日本球界のエースに成長しました。

「指導者の方に本当に恵まれたなと思います。無理をさせないということ。勝利を目指してやる中で、けがや故障にすごく気を遣っていただいて、登板のことだったり、登板の間も体調もすごく心配していただいたり、そういったことで健康にプロ野球人生を進んでいけて、順調な成長につながった」

日本球界のエースがMLBでさらに成長し、圧巻の投球を披露するのに期待がかかります。