×

【球団担当が注目】2024年ヤクルト 「三冠王をもう一度」“村神様”守備も徹底強化 球界屈指のベテラン勢も健在

2024年3月29日 11:20
【球団担当が注目】2024年ヤクルト 「三冠王をもう一度」“村神様”守備も徹底強化 球界屈指のベテラン勢も健在
2年ぶりのV奪還を目指すヤクルト(写真:時事)
「ヤり返せ!」のスローガンのもと2年ぶりのV奪還を目指す、高津臣吾監督率いるヤクルト。昨季は球団史上初のリーグ3連覇、日本一奪還をめざすも、Bクラスで終えた1年になりました。

◆“村神様”今年は三冠王でチーム優勝へ

ヤクルトの打撃の要で日本の4番も背負う“村神様”こと村上宗隆選手の今季はひと味違います。

「三冠王をもう一度取りたい」とこのオフ、力強く話した村上選手。「僕が三冠王を取ったら必ずチームが勝って優勝できると思う」と自らの打撃でチームを引っ張る姿勢を示しました。オープン戦ではホームランやタイムリーも飛び出し、開幕に向け順調な仕上がりを見せています。

また、今シーズンは守備を徹底的に強化。昨季は両リーグ最多の22失策と苦戦を強いられましたが、この春のキャンプでは毎日特守のメニューを組み込み、取り組んでいました。日々の練習が実りオープン戦は無失策で終えました。

さらに打撃、守備に加えて、24日西武戦では1試合に2盗塁を決めるなど足で見せたシーンもありました。

今季は走攻守3拍子揃った村上選手の活躍から目が離せません。

◆2年ぶりリーグ優勝奪還へのカギは「投手陣」

ヤクルト浮上の鍵は「投手陣」とも言えます。昨季、チーム防御率は3.66と、両リーグワーストの成績。

開幕投手を狙っていた小川泰弘投手や1軍復帰を目指していた奥川恭伸投手など、今年の投手陣の重要な歯車として期待されていたピッチャーが相次いでコンディション不良のため戦線離脱。不安視される中、オープン戦では新加入のリリーフ陣が躍動しました。

嘉弥真新也投手はチームトップタイの7試合に登板し、無失点と好投。エスパーダ投手は5試合に登板し、奪三振率10.80。新戦力ピッチャーの活躍がヤクルトBクラス脱却の糸口となるか、期待がかかります。

◆球界屈指のベテラン勢 石川&青木

プロ野球界現役最年長、今年23年目を迎える44歳の石川雅規投手。昨季は史上最多タイとなる22年連続勝利を達成。今年勝利を重ねれば史上初の23年連続勝利をマークすることになります。

春季キャンプでは初日からブルペン入りするなど気合い十分。「若手と勝負してギャフンと言わしてやりたい」とまだまだ衰えを知らない大ベテランは今季も開幕ローテ入りを目指します。

さらにヤクルトには球界野手最年長・42歳青木宣親選手がいます。

打撃面では、NPB通算2000安打まであと「71」と迫る青木選手。キャンプのシートノックでは普段は守らないライトの守備につき、練習に励む姿がありました。

高津監督からの両翼守れるようにとの指令に「ライト得意です」と返したという青木選手。新たな挑戦もいとわないアグレッシブなベテランの姿勢がうかがえました。

球界屈指のベテランコンビの活躍に注目です。
24時間ライブ配信中
日テレNEWS24 24時間ライブ配信中
logo

24時間ライブ配信中