「スタートラインに笑顔で立つことができた」廣中璃梨佳が試練乗り越え10000m7位入賞【陸上世界選手権】
陸上世界選手権女子10000mで廣中璃梨佳選手が7位入賞(写真:森田直樹/アフロスポーツ)
◇第19回世界陸上競技選手権大会1日目 女子10000メートル決勝(ハンガリー・ブダペスト)
陸上の世界選手権女子10000メートル決勝が日本時間20日の早朝に行われ、廣中璃梨佳選手が31分35秒12で今大会日本勢最初の入賞となる7位に入りました。
1000メートルの入りが3分37秒と超スローペース、次の1000メートルのラップは20秒以上ペースが上がるなど緩急激しいレース展開。廣中選手は先頭集団から離れずしっかりつくとラスト1周の鐘が鳴る際には11人の集団につきます。
海外勢の猛スパートに対して、粘る廣中選手は残り半周から2人をかわして7位でフィニッシュ。「ラストどうなるか、入賞ラインに届いているか全然わからない状況だったので、一つでも前へという気持ちで必死にもがきました」と話し、スクリーンで順位を確認すると、両手掲げてガッツポーズが飛び出しました。
今季はアキレス腱を痛めた影響もあり春先から本来の力を出せず、6月の日本選手権では自らが日本記録を持つ5000メートルで21位に沈みます。それでも「4月からなかなか調子が上がらずモヤモヤしていた。でもその期間があったからこそまた次のステップに、絶対この地に戻ってきて結果を出すという気持ちが強くなった」と大舞台でシーズンベストをマーク。この種目2013年の新谷仁美選手以来となる入賞をつかみました。
まさに試練を乗り越えてつかんだ入賞。「スタートラインに笑顔で立つことができたので自分の中でも大きな一歩」と2か月前のレースでは涙をこらえて笑顔を振り絞っていましたが、この日は充実した笑顔の花がトラックの上で咲き誇りました。
廣中選手は大会5日目となる日本時間23日の女子5000メートルにもエントリー。勝ち抜けば26日イブニングセッションで同種目の決勝が行われます。
陸上の世界選手権女子10000メートル決勝が日本時間20日の早朝に行われ、廣中璃梨佳選手が31分35秒12で今大会日本勢最初の入賞となる7位に入りました。
1000メートルの入りが3分37秒と超スローペース、次の1000メートルのラップは20秒以上ペースが上がるなど緩急激しいレース展開。廣中選手は先頭集団から離れずしっかりつくとラスト1周の鐘が鳴る際には11人の集団につきます。
海外勢の猛スパートに対して、粘る廣中選手は残り半周から2人をかわして7位でフィニッシュ。「ラストどうなるか、入賞ラインに届いているか全然わからない状況だったので、一つでも前へという気持ちで必死にもがきました」と話し、スクリーンで順位を確認すると、両手掲げてガッツポーズが飛び出しました。
今季はアキレス腱を痛めた影響もあり春先から本来の力を出せず、6月の日本選手権では自らが日本記録を持つ5000メートルで21位に沈みます。それでも「4月からなかなか調子が上がらずモヤモヤしていた。でもその期間があったからこそまた次のステップに、絶対この地に戻ってきて結果を出すという気持ちが強くなった」と大舞台でシーズンベストをマーク。この種目2013年の新谷仁美選手以来となる入賞をつかみました。
まさに試練を乗り越えてつかんだ入賞。「スタートラインに笑顔で立つことができたので自分の中でも大きな一歩」と2か月前のレースでは涙をこらえて笑顔を振り絞っていましたが、この日は充実した笑顔の花がトラックの上で咲き誇りました。
廣中選手は大会5日目となる日本時間23日の女子5000メートルにもエントリー。勝ち抜けば26日イブニングセッションで同種目の決勝が行われます。