金メダルへ世界初の大技挑戦 スノボ鬼塚
スノーボード平昌オリンピック日本代表の鬼塚雅選手(22=星野リゾート所属)が19日、女子選手では世界でまだ成功例のない、「バックサイドトリプルコーク1440」の練習に着手していることを、日本テレビのインタビューで明らかにしました。
「バックサイドトリプルコーク1440」とは、「縦3回転」に加えて「横4回転」をする3D系の大技。男子選手でも難しいとされるこの大技を、女子選手が挑戦することは異例。もし成功となればもちろん世界初となります。
この技について鬼塚選手は、「練習を始めたのは2020年の夏前くらいから。エアマットの施設では何回か着地はできているけれど、まだ雪上で試せるレベルにはきていない。北京オリンピックまでに間に合えばいい」と、1年後の北京オリンピックに向けて仕上げていくといいます。
鬼塚選手といえば、今年1月にアメリカで開催されたXGamesの女子ビッグエアで、世界で初めて「キャブダブルコーク1260」を成功させて銀メダルを獲得。世界初の大技で周囲を驚かせたばかり。次は北京オリンピックに向けて、さらに高難度の超大技を準備していくこととなります。
「今シーズンが終わったら夏のエアマット施設でバックサイドトリプルコーク1440を練習したい。金メダルを確実なものにしたくて、この技を準備している」と、1年後の北京オリンピックでは、金メダルを目標にしていることを力強く語ってくれました。