競泳池江バタフライ決勝3位「体力の問題」
20日、競泳・東京都オープン水泳大会で池江璃花子選手(20)が女子100メートルバタフライの決勝で3位に入りました。
769日ぶりのバタフライのレースに出場した池江選手。決勝では予選よりも速いペースで50メートルを3位でターンします。その後、スピードを上げますが、タッチの差で3位。タイムは予選の1分00秒06よりも速い59秒44。再び五輪代表選考会となる日本選手権の参加標準記録1分00秒29をクリアしました。これで50メートル、100メートルの自由形とあわせて3種目で日本選手権出場資格を確実にしました。
レース後、池江選手は「隣に負けたのは悔しかった。見えていたし、ラスト10メートルで自分の体の動かなさにこれはやばいと思ったんですけど、案の定タッチの差で負けた。でもそこは練習でつめればどうにでもなると思うし、体力の問題なので、そこは練習あるのみです」と前向きに語りました。
レース前には電光掲示板に映される自分の持つ日本記録56秒08という数字を目にして「あれが自分のタイムとか考えられないですね。あんなタイムで泳いでいたのかと不思議な気持ちになった」と笑顔ものぞかせました。
4月の東京五輪選考会に関しては、出場種目はまだ決めておらず、レース後の体の疲労具合などをみた上で決めていきたいということです。
写真:日刊スポーツ/アフロ(2021北島康介杯時の写真)