高梨銀メダル 今大会2度目の表彰台
ドイツのオーベルストドルフで行われているノルディックスキーの世界選手権。日本時間4日に行われたジャンプ女子個人・ラージヒル(ヒルサイズ=137メートル、K点=120メートル)に高梨沙羅選手(24)が出場し、銀メダルを獲得。今大会、個人ノーマルヒルの銅メダルに続き、2度目の表彰台に上がりました。
今大会から初めて実施されたジャンプ女子個人・ラージヒル。高梨選手は不利な追い風の中、迎えた1回目でK点を超える126メートルをマークして全体4位につけます。
続く2回目、再び追い風を受けての飛行でしたが、「自分の思い描いていたイメージをそのまま体現できた」と、これ以上飛ぶと危険とされるヒルサイズに迫る134メートルの大ジャンプ。高梨選手はトータル287.9点で、世界選手権個人種目では2013年以来4大会ぶりの銀メダルに輝きました。
試合後に行われたオンライン会見で高梨選手は「今日はこっちに来た中で一番いいジャンプが飛べたので、自分にとっては内容であったり飛距離を飛べたことがすごく身になっている。純粋にこの試合を楽しめたなと感じられたジャンプだったかなと思います」と、喜びと手応えを語りました。
また、「一番高い位置であったり金メダルというところは求められると思うので、そこがとれないという部分では自分の力不足もあると思う。今後は、もうちょっと空中部分は特になんですけど、スキル部分であったり技術を磨いていきたい」と、反省点も語り、開幕まで1年を切った北京五輪へ向けて更なる成長を誓いました。
写真:picture alliance/アフロ