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「1軍の空気と2軍の空気って、全然、違う」巨人・京本眞 これ以上ない成長のチャンス「1軍にいないと意味がない」

2025年2月19日 16:36
「1軍の空気と2軍の空気って、全然、違う」巨人・京本眞 これ以上ない成長のチャンス「1軍にいないと意味がない」
(最右)シート打撃を見守る京本眞選手(画像:日テレジータス)
プロ野球・練習試合 巨人4x-3DeNA(18日、沖縄)

8回、巨人のマウンドに上がったのはプロ4年目の京本眞投手。2回を投げ、2安打無失点の好投を見せました。「内容はまだまだですけど、ランナーを出してから三振が取れたのはよかったです」と試合を振り返りました。

支配下契約を勝ち取った去年3月。5月に1軍で4試合投げるも、その後は2軍暮らしが続きました。今年は「とにかく1軍にいること」が目標。その上で、先発ローテーションを狙っていく、というものだそう。

「初っぱなから先発でいけたら本望ですけど、そんな甘くない。どの立ち位置からでもしっかり先発を狙っていけるように、まずは1軍にいないと意味がないんで、1軍におれるようにやっていきたいなと思います」と意気込みました。

1軍にいたいと思う気持ちは得られる経験値の大きさにもあるようです。「1軍の空気と2軍の空気って、全然、違う」とした京本投手。「(去年)1軍で負けてる時でも試合で投げることが生きたから、オーストラリアでも結果を残せたと思うし、オープン戦もドタバタせず、しっかり投げられていると思います。(僕は)1軍を経験するということが大事なんじゃないかなと思います」と一息に語りました。

このキャンプでも「めちゃくちゃいい時間」を持てていると力説。17日に行われたシート打撃ではキャッチャーのすぐ後ろで戸郷翔征投手や山崎伊織投手、井上温大投手などのボールを注視していました。

「あの30、40分間、めちゃくちゃいい時間だった。『うわぁ、すごいなぁって。負けられへんな』って。その30、40分が自分の今後に生きていくんじゃないかなと思います」

どういったところにすごさを感じたのか、と尋ねると、早口で「見てても、見てても言葉がでないというか、『えぐぅ』しか言えない。伊織さんってまっすぐ技巧派で散らしていくピッチャーやのに、球エグいし、温大さんもまっすぐめちゃくちゃいいけど、後ろから見てたらツーシーム、スライダーめちゃくちゃいいし、戸郷さんは軽く投げてるのに球めちゃくちゃ強いし、すごいなって」と熱弁。残り2枠を争うであろう、西舘投手、赤星投手、堀田賢慎投手に横川凱投手などすべての投手陣の名前を挙げ、「いいピッチャーばっかなんですよ。いろんな人のピッチング見てても思うし」としながらも「年下とか関係なく勝っていかないといけない」と表情を引き締めていました。

“ガツガツとした”という表現がよく似合う21歳。どん欲に1軍コーチ陣や先輩投手陣から学ぼうとする姿勢にファンからの注目度も高まりそうです。

最終更新日:2025年2月19日 16:36