『金』候補・楢崎智亜 日本新連発で初優勝
6日に行われた、スポーツクライミング・第3回スピードジャパンカップ(京都・サンガスタジアムby KYOCERA)。
東京オリンピック代表の楢崎智亜選手(24)が、準決勝・決勝と日本新記録を連発し、大会初優勝を飾りました。
高さ15mの壁を登るタイムを争うスポーツクライミングのスピード。去年10月に、日本人初の5秒台となる5秒90の日本記録を樹立していた楢崎選手は、準決勝、序盤からハイスピードで登り、なんと日本新記録となる5秒79で勝利。
さらに10分後の決勝では、再び日本記録を更新する5秒72。この日、5本目のレースにもかかわらず、さらなる日本新記録での大会初優勝を果たしました。
日本新連発の楢崎選手は、「この大会で5秒7台を出したいと思っていたので、日本記録更新が達成できてうれしいです」とコメント。五輪に向けては、「夏までにスピードの専門選手に勝てるようになれたらいいと思っているので、それを考えるとよい調整ができていると思う」と五輪金メダルへ向け、自信を見せました。
また思わぬ展開となったのが、女子決勝。
野口啓代選手(31)と野中生萌選手(23)の東京オリンピック代表対決。スタート直後、野中選手が足を滑らせ出遅れると、その間に野口選手が大きく差を広げます。
しかし、すぐに体勢を整え直した野中選手が猛追を見せます。最後は野口選手が逃げ切り、初優勝を飾りました。
写真:JMSCA/アフロ