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延長13回 センバツ初タイブレークで決着

2021年3月25日 0:44
延長13回 センバツ初タイブレークで決着

24日、選抜高校野球大会の5日目、第3試合で常総学院(茨城)対敦賀気比(福井)の試合が行われました。ともにセンバツを制したことがある強豪同士の一戦は延長までもつれ込む大熱戦となり、センバツでは史上初となるタイブレークの末、常総学院が勝利しました。

2回、常総学院は満塁のチャンスをつくると太田和煌翔選手(2年)が一塁へゴロ。本塁はアウトとなりますが、併殺を狙った送球が悪送球となり1点を先制。その後もタイムリーなどで4点を奪います。

一方の敦賀気比は7回、東鉄心選手(3年)の犠牲フライなどでこの回3得点を奪います。

食らいつく敦賀気比に対し、常総学院は8回に1点を奪いますが、そのウラ、敦賀気比は本田克選手(3年)のタイムリーなどでついに同点に追いつきます。

その後、延長戦に突入するも得点は生まれず12回が終了。大会規定で延長13回からはタイブレークが適用。センバツでは史上初となりました。前のイニングからの打順のまま、0死1塁2塁で開始されるルールで開始されます。

13回表、この回の“先頭打者”秋本璃空選手(3年)はバントの構えを見せます。1ボール1ストライクからの3球目でした。ヒッティングに切り替える“バスター”。この打球が1・2塁間を破り、2塁ランナーが生還。勝ち越しに成功します。その後も太田和選手、田中隼人選手(2年)の連続タイムリーなどで一挙4点をあげ、リードを広げます。

一方、そのウラの敦賀気比は、チャンスを生かせず3人で攻撃終了。常総学院がセンバツ史上初のタイブレークの末、9対5で勝利をつかみました。