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センバツ史上初「東海対決」延長で劇的結末

2021年3月20日 22:37

20日、2年ぶりの開催となった第93回選抜高校野球大会の2日目。第3試合で2年連続12回目の出場・東海大相模高校(神奈川)と5年ぶり6回目の出場・東海大甲府高校(山梨)の「東海対決」が実現。センバツでは史上初、夏の大会を含むと1983年の東海大一(静岡=現東海大静岡翔洋)対東海大二(熊本=現東海大熊本星翔)以来およそ38年ぶりの「東海対決」となりました。

両校は去年10月の関東大会の準々決勝でも対戦し、東海大甲府が9回裏に2点を奪い、サヨナラ勝ちしています。試合は石川永稀投手(東海大相模・3年)若山恵斗投手(東海大甲府・3年)の両先発が好投を見せ、6回まで両チームともに無得点で進みます。

迎えた7回表、東海大相模は4番・柴田疾選手(3年)百瀬和真選手(2年)の連打でチャンスを作ると、東海大甲府にバッテリーミスが飛び出し、東海大相模が1点を先制します。

一方の東海大甲府は8回ウラ、1アウト2・3塁のチャンスを作ると、4番・久井竣也選手(3年)がレフトへのタイムリーヒットを放ち1-1と同点に追いつきます。9回は両チーム得点を奪えず、東海対決は延長戦に突入します。

迎えた11回表、東海大相模の攻撃。1番の門馬功選手(3年)が2塁打を放ち1アウト2塁のチャンスを作ると、続く2番の大塚瑠晏選手(3年)、さらに4番の柴田選手がタイムリーを放ち、3ー1と東海大相模が2点のリードを奪います。

一方の東海大甲府は11回ウラ、2アウトランナー1塁とホームランが出れば同点のチャンス。マウンドには9回から登板した東海大相模のエース・石田隼都投手(高3)。6番の後藤紘和(3年)は見逃し三振。東海大相模が3-1で東海対決に勝利。昨年10月のリベンジを果たし、25日に行われる鳥取城北(鳥取)との2回戦に進出しました。

写真:日刊スポーツ/アフロ