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最下位DeNA 161キロ右腕ロメロ入団

2021年4月19日 21:58
最下位DeNA 161キロ右腕ロメロ入団

リーグ最下位のDeNAは19日、フェルナンド・ロメロ投手、育成枠のケビン・シャッケルフォード投手と、スターリン・コルデロ投手の入団会見を横浜スタジアムで行いました。

中でも注目なのがドミニカ共和国出身、先発を期待されるロメロ投手。武器は最速161キロのストレートと高速シンカー。2018年にツインズでメジャーデビューし、通算26試合に登板。同年5月には、エンゼルスの大谷翔平投手と投げ合った経験もあります。

先月27日に来日しましたが、空港での新型コロナのPCR検査で陽性判定を受け、隔離生活をおくっていました。現在の状態については、「すでに1軍に上がって投げられる状態だと思っています。フィジカル的にもメンタル的にももう準備はできています」と話し、「皆さんとても親切に接してくれるので、新たな家になったなと思う」と日本の印象も話しました。

ロメロ投手は今後2軍で実戦登板の機会を増やし、1軍の合流時期を決めていく予定で、三原一晃球団代表は「先発として調整を続け、5月くらいには1軍選手登録が可能な見通しを立てている」と話しました。

DeNAは所属する外国人選手たちに対して、ビザを取得してから日本へ入国する形を選択しましたが、新型コロナによる感染拡大の影響を受け、昨年12月末にビザが凍結。そのため、プロ野球の開幕に所属する外国人選手10人全員が間に合わない事態となっていました。

チームは現在リーグ最下位で、開幕からいまだ3勝と苦しんでおり、会見で三原球団代表は「最も大きな原因は外国人選手の入国が遅れてしまったことだと思う。本来、三浦新監督を迎え、戦力面、環境面を整えるのが我々の仕事。それができなかったことを大変申し訳なく思う」と話しました。

写真:球団提供