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19歳新星 チーム最年少、高橋藍が大暴れ

2021年5月3日 17:28
19歳新星 チーム最年少、高橋藍が大暴れ

2日、男子バレーボールの国際親善試合である「東京チャレンジ2021」が有明アリーナで行われ、日本は中国に3-1で勝利しました。東京五輪のテストマッチとして開催された今大会。1日に行われた試合では、日本はフルセットの激闘の末、中国を破りました。

そして2日の試合では序盤から19歳の新星、チーム最年少の高橋藍選手が大活躍を見せます。中国の高いブロックをはじき飛ばす力強いスパイクや、速いテンポのバックアタックなど多彩な攻撃で中国を翻弄します。

高橋選手を警戒し中国もサーブで狙いますが、レシーブを取ってそのままスパイクを決めるなど高橋選手の勢いは止まらず。日本は2セットを連続で奪います。

第3セット、高橋はベンチスタート。すると中国のブロックに攻撃を阻まれ、一時7点差までリードを広げられます。北京五輪に出場したベテラン、福澤達哉選手のバックアタックや、エース、西田有志選手のスパイクでじわじわと追い上げますが一歩及ばず。このセットを21対25で落とします。

第4セットは一進一退の攻防。均衡を破ったのは再びコートに戻った高橋選手。難しい体勢からのスパイクをコントロールし、コート角に落とすなど、技ありのプレーも見せます。

さらに若手の活躍に奮起したベテラン、清水邦広選手のブロック、サービスエースもとび出し、最後は西田選手がスパイクを決めて、25対20で第4セットを奪い、日本がセットカウント3対1で勝利しました。

この試合、チーム最多の19得点した高橋選手は試合後、東京五輪に向けて、「まだまだこの大会で自分自身にとって課題が見つかった。課題を克服して東京五輪のメンバーに入れるように力をつけたい」と話しました。

写真:YUTAKA/アフロスポーツ