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【テニス】錦織圭以来の8強はならずも自己最高成績 全仏オープンで西岡良仁が得たもの

2023年6月6日 17:45
【テニス】錦織圭以来の8強はならずも自己最高成績 全仏オープンで西岡良仁が得たもの
全仏オープン4回戦での西岡良仁選手(写真:ロイター/アフロ)
テニス 全仏オープン・男子シングルス4回戦
トマス・マルティン・エチェベリ3(7―6、6―0、6―1)0西岡良仁(日本時間6日、フランス・パリ)

テニスの4大大会・全仏オープンの大会9日目、男子シングルス4回戦、ついに西岡良仁選手がやぶれました。

今年1月の全豪オープンに続き、4大大会2大会連続4回戦進出を果たした西岡選手。世界ランク33位、第27シードの西岡選手の相手は同49位、アルゼンチンのトマス・マルティン・エチェベリ選手でした。

西岡選手は今大会、1回戦から3回戦まで3試合連続の逆転勝ちで、自身初の16強入り。厳しい試合の連続の影響もあり、最後は若手の勢いに押し切られる形になりました。

第1セット、1回戦では相手の途中棄権での勝利、2回戦・3回戦はシード選手をストレート勝ちでしりぞけてきたエチェベリ選手の勢いに対し、得意の打ち合いでタイブレークに持ち込みますが、惜しくも8-10で落とします。

今大会の西岡選手は3試合連続で第1セットを奪われながら勝利し、“逆転男”とも言える粘りのテニスを見せてきました。しかし死闘に次ぐ死闘の影響もあったのか左股関節を気にする様子も見せ、第2セットは0-6で失います。

第3セットにはメディカル・タイムアウトを取るシーンも。最後まであきらめなかった西岡選手でしたが、第3セット6-1とほとんどゲームを奪えず、セットカウント0-3でやぶれ、4大大会初のベスト8進出はなりませんでした。

とはいえ、西岡選手は今回の全仏での16強入りで、日本勢の男子シングルスでは錦織圭選手以来2人目の世界ランク30位以内浮上が濃厚です。

SNS上ではベスト8進出という快挙に向けて「世界に輝く三重の星。楽しみです。期待しています」など、ファンからの声が寄せられていました。

西岡選手のグランドスラムでの戦いは、歴史と伝統を誇る「The Championships」ウィンブルドン選手権(7月3日-16日、ロンドン)へと続きます。
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