ラグビークボタ、初4強も司令塔不在で挑む
ラグビー・トップリーグ2021のプレーオフトーナメント準決勝、サントリーサンゴリアス対クボタスピアーズが今月16日に行われます。
この一戦を前に13日、クボタスピアーズのフラン・ルディケHC(ヘッドコーチ)とキャプテン、立川理道選手がオンライン会見を行いました。
クボタはトップリーグ9日の準々決勝で神戸製鋼に23-21で勝利。チーム初のベスト4入りとなりました。しかし、その神戸製鋼戦でクボタの司令塔として活躍するバーナード・フォーリー選手が危険なプレーによるレッドカードで退場。
この日、フォーリー選手に追加処分で3試合の出場停止処分となることが公表されました。
これを受け、立川選手は9日の試合を振り返りながら「(フォーリー選手が退場した)あの状況の中でも戦えたのは自信を持っていい」とコメント。
準決勝へ向けて、どういう戦い方をしていくかを聞かれると「フォワードが優位になることでゲームは優位になる」「サントリー戦に向けてバランスよくアタックしていきたい」と攻める姿勢の重要性を語りました。
司令塔不在の試合へ向け、ルディケHCはフォーリー選手の背番号10番は重要なポジションだとしながらも「メンバー全員がクボタの戦い方を理解している。誰でも10番になり得るパフォーマンスをしてくれると思っている」と選手へ期待を込めました。
また、準決勝はラグビー・トップリーグ初の無観客開催となります。このことに対し立川選手は、「声援は力になった。後押しになったのは間違いない」とファンへの感謝を述べ、「次はテレビ越しでも感動できるような、力を与えられるような試合をしたい」と意気込みを語りました。
準決勝のサントリー戦は16日、東大阪市花園ラグビー場にて無観客で行われます。
写真:SportsPressJP/アフロ
※写真は2021年5月9日神戸製鋼戦の立川選手