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BMXテスト大会 雨でもスタッフ柔軟対応

2021年5月17日 20:40
BMXテスト大会 雨でもスタッフ柔軟対応

17日、東京オリンピック新種目のBMXフリースタイル・パークの本番会場・有明アーバンスポーツパークが報道陣に初お披露目され、五輪テストイベントが行われました。

オリンピック本番での公平性を保つため、今回のテストイベントには、すでに内定を決めている日本代表の中村輪夢選手と大池水杜選手は参加せず。男女9人ずつ合計18人の国内トップライダーが参加しました。

午前中に行われたシーディングラン(決勝の滑走順を決める走行)では、途中、小雨が降る場面も。床やセクションが濡れたままだとタイヤがスリップして危険なため、モップなどを使って速やかに水滴を除去。五輪でも想定されるトラブルにもスタッフが柔軟に対応していました。

参加した大西勘弥選手「雨が降れば滑っちゃうし、風が強かったら空中であおられてクラッシュとかにつながるので、そういうときはしっかりと中断した方がいい」

東京オリンピック本番会場となるこのパークは、国内にはほとんどないビッグセクションをそろえており、全体的に大きいと選手たちは言います。世界大会に参戦経験のある勅使川原大地選手は「(五輪本番では)僕たちBMXライダーでも見たことのないようなトリックを出してもらいたい。見てる側からしても『世界初の技だ』となるとすごく盛り上がれるのかなと思います」と、五輪に出場する選手への期待を語りました。

また、午後の決勝の時間には、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長や丸川珠代オリンピック担当相らが視察に訪れ、雨が降る中、傘を差しながら会場の様子を入念に確認。しかし、行われる予定だった決勝は悪天候で中止となりました。

東京オリンピックのBMXフリースタイル・パークは7月31日から行われる予定。本番では悪天候で中止になった際の予備日も想定しています。