上原vsラミレス 元巨人同士が夢の対決
17日、プロ野球往年のスター選手たちが集まった「サントリードリームマッチ」が東京ドームで開催されました。
山本浩二監督率いるザ・プレミアム・モルツ球団が、田尾安志監督率いるドリーム・ヒーローズを13対3と大幅にリードして迎えた9回表、上原さんがマウンドに登場します。すると、代打にラミレスさんが送られ、元巨人同士の夢の対決が実現しました。
登板前には「最近、キャッチボールもしていないので、ストライクが入るか心配」と話していた上原さん。初球はラミレスさんの胸元へ。現役時代からコントロールがいいと評判の上原さんらしからぬ投球でデッドボールに見えましたが、ラミレスさんが「当たっていない」と笑顔でアピール。1ボールとして勝負は続行となります。
その後、1ボール2ストライクとなり、迎えた4球目。ストレートをラミレスさんが打ち上げ、キャッチャーフライで万事休す、かと思われましたが、キャッチャーの谷繁元信さんがまさかの落球。わざと落とした“演出”のようにも見えましたが、再び勝負は続行。
5球目はボールとなり、これでフルカウント。ここからラミレスさんが強烈なファウルを放つなど、3連続ファウルで粘りを見せます。決着がついたのは9球目。ラミレスさんがフルスイングで打ち、良い当たりにも見えましたが、レフトがほぼ定位置でキャッチし、ゲームセット。夢の対決も見納めとなりました。
対戦したラミレスさんは「ホームランを何とか打ちたかったが、彼の方が一枚上手でした」と上原さんをたたえました。
試合は、プレモル球団が13対3で勝利しています。
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