南野拓実「責任感持って」代表エースの自覚
日本代表戦5試合連続ゴールを決め、森保ジャパンのエースとして期待される南野拓実選手(26)が26日、日本テレビの単独インタビューに応じてくれました。「プレーで引っ張っていき責任感を持って活動していきたい」とエースの自覚を語りました。
■移籍したことでの手応え
南野選手は、出場機会を求めて今年2月にイングランド・プレミアリーグのリバプールから同リーグのサウサンプトンへと期限付き移籍。リーグ戦で10試合に出場し2得点をあげました。
――今シーズンの自身への評価は?
「移籍もあっていままでにないシーズンになったし、いろいろな刺激もあった。結果には全然満足していない。まだまだやるべきことはありますけど、非常に充実したシーズンだったなと感じています」
――今シーズンで得たもの
「移籍して出場時間というものが増えて、それは選手として非常に重要な部分。自分を証明するのには試合に出ないとそれはできない。出場時間を得て自分の価値というものを証明したかった。最初のほうはゴールも取れましたし、うまくいった部分もありましたけど、途中で難しい時期もあった。最後は自分の満足のいく終わり方ではなかったですけど、試合に出続けるという部分では少し手応えを感じた部分もあります」
■「最終予選への切符をつかむために全力でプレーしたい」
2022年のカタールW杯を目指す日本代表は、28日のアジア2次予選、ミャンマー戦で勝利すれば最終予選進出が決定します。2次予選は5戦5勝(27得点・0失点)で首位を独走しています。
――2次予選を振り返って
「チームとして非常にいい成績を収めている。それは今回も引き続き最終予選への切符をつかむために、全力でプレーしたいなと思っています」
――勝てば最終予選進出が決まる大一番ですが、いままでと何か違いはありますか?
「僕個人としてもチームとしてもそうだと思うのですが、最終予選に入ってからが本当の勝負の始まり、ここで絶対つまずいていけない。そういう意味では次の試合も重要になってくると思いますけど、絶対に勝たないといけないなかでの試合。そういう気持ちでやっていきたい」
――歴代最多となる代表戦で5試合連続得点中ですが?
「個人の記録という部分に関してはあまり考えていない。チームの勝利の中にある部分ではあると思うので、僕としてはいままで通りチームの勝利を考えてプレーしたいなと思っています。その上でゴールかアシストというところで結果を。チームの勝利に貢献した上で結果がついてくればいいなと思っています」
――南野選手自身チームの中心選手そしてエースに求められるものは何だと思っていますか?
「僕も年齢的にももう若手でもないですし、チームの中堅ぐらいの年になってきた。自分より若い選手が増えてきた中で、そういう選手を引っ張っていく立場になってきていると思う。それはピッチの上でも練習中からでもそういう姿勢を見せた上で、プレーでも引っ張っていかなければいけないと思っている。そういう責任感を持って今回も活動していきたい」
――2次予選の目標
「まずは最終予選に向けて、今回のキャンプもタフになっています。すべて勝利で最終予選につなげていきたいと思っています。個人としても代表選手としての責任感を持って、しっかりと引っ張っていけるように、日々の練習そういう時間から大切にしていい結果を収めたい」
――最後に意気込みを
「今回も無観客試合ではありますけど、テレビの前で応援してくれているサポーターのためにも全力でプレーして、見ている人たちに伝わるような勇気とか感動が伝わるように、全力で戦っていきたい」