五輪内定・楢崎智亜 今季初のW杯で表彰台
スポーツクライミング・ボルダリングのワールドカップ第3戦決勝がアメリカのソルトレークシティーで行われ、東京五輪内定の楢崎智亜選手が今季初のW杯に臨みました。
今大会、楢崎選手は、「久々の国際試合で海外選手から刺激をもらいたい」と、およそ1年半ぶりの海外遠征に意気込んでいました。
全4課題で競う決勝。準決勝をトップ通過した楢崎選手ですが、決勝では一転、第1課題から第3課題まで完登できない苦しい展開となります。
最終第4課題、スタートから次々とホールドを攻略し、一気にTOPホールドを視界に捉えます。最後は足の遠心力と持ち味の跳躍を生かし、一撃で完登。力強いガッツポーズで地元ファンの声援に応えた楢崎選手、1完登3ゾーンの3位で表彰台に立ちました。
試合後、「久しぶりの大会だったので、普段よりも緊張しました」と振り返った楢崎選手。東京五輪までのスケジュールについて、「まずは日本で行われるコンバインドジャパンカップに出場し、そのあとW杯のインスブルックに出場するので両方とも優勝を狙ってます」と力強く意気込みを語りました。
また、今大会日本勢では、ボルダリングジャパンカップ王者の藤井快選手が1完登4ゾーンで2位に入りました。
写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ