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「神様が与えてくれたチャンス」カーリング女子 敗れるも準決勝進出「スウェーデンのおかげ」

2022年2月17日 20:08
北京五輪・大会14日目(2月17日)、カーリング女子予選リーグ第9戦、日本4-8スイス

準決勝進出に向けて、カーリング女子日本代表のロコ・ソラーレが、現在予選1位のスイスと対戦しました。

試合は第1エンドでスイスに先制されるも、第2エンドで日本が2点をとり逆転。しかし、第4・第5エンドに連続スティールを許し、前半戦を2-5で終えます。

追いかける日本は第7エンドで2点をとり、逆転への希望をつなげます。

1点を追いかける第9エンド、スイスのスーパーショットによって一気に3点を失い4点差。最後の第10エンドで日本はコンシード(試合終了前に敗北を認める)し、4-8で敗戦しました。

スイス戦に敗れた日本ですが、同時刻に行われた韓国対スウェーデンの試合で韓国が敗れたため、ドローショットチャレンジ(※DSC)の結果により、予選4位で準決勝進出を決めました。

試合後、吉田知那美選手は「驚きの涙とやっぱり自分のふがいなさだったり、情けなさだったり、悔しさだったりを次の試合は全部捨てて前向きな気持ちで、チームで戦えるだけで幸せなのでそういう気持ちで氷に上がりたいなって思ってます」と振り返りました。

※DSC=各試合前にハウスの中心に向けて、時計まわりと反時計まわりの1投ずつ(2回)ストーンを投げるLSD(ラストストーンドロー)を行う。

予選リーグ最終時に、全体のLSDの結果から悪い数値を2つ除いて平均値にしたもの。

◆以下、試合後の各選手インタビュー

――試合が終わってどうなるか分からないという中でしたが、今どういう形で感じていますか?

◇吉田夕梨花選手
「もう正直あんまりLSDの結果も、自分たちではよくないと思っていたので。今日の1本目のさっちゃん(藤澤選手)のLSDのおかげかなと思います。まだ戦うチャンスがあるんだっていうのは、すごくうれしいです」

――DSCでカナダを上回って、日本が4位でという形になりましたが、いかがですか?

◇鈴木夕湖選手
「今世紀最大くらいのサプライズで驚いているんですけど(笑)。本当にもう終わったと思っていたので。神様が与えてくれたチャンスだと思って、あと2試合はチームの力を全部出し切って、私たちらしさ120%でいきたいと思います」

――今、感情としては何の涙が大きいですかね。

◇吉田知那美選手
「驚きの涙とやっぱり自分のふがいなさだったり、情けなさだったり、悔しさだったりを次の試合は全部捨てて前向きな気持ちで、チームで戦えるだけで幸せなので、そういう気持ちで氷に上がりたいなって思ってます」

――あと2試合戦いがあります。どういう戦いを見せたいですか。

◇藤澤五月選手
「正直、今は何も分からないです。ちょっと時間ください(笑)。でも、チャンスを与えてもらえたのは本当にスウェーデンのおかげなので。4年前と一緒。成長してないなと思ったり、いやでも自分たちの試合は泣いても笑っても2試合なので。ちょっとまだ気持ちの整理ができてないんですけど、頑張ります」