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佐々木朗希「僕が話すことで、思ってもらうことに意味がある」東日本大震災から11年 当時は9歳

2022年3月11日 12:48
佐々木朗希「僕が話すことで、思ってもらうことに意味がある」東日本大震災から11年 当時は9歳
11年前の震災当時は9歳だったロッテの佐々木朗希投手

プロ野球・ロッテの佐々木朗希投手が、東日本大震災から11年となる11日に、取材に応じ、「僕が話すことで、(震災当時を)思い出してもらえたりとか、思ってもらうことに意味があるのかなと思う」などと話しました。

2011年3月11日、午後2時46分。

当時小学3年で9歳だった佐々木投手は岩手県陸前高田市の小学校にいました。津波を逃れ、両親と会えず、兄弟3人だけで、避難所で一夜を過ごし、翌朝に母の陽子さんと再会。しかし、父・功太さんと祖父母は津波で亡くなり、自宅も流されたといいます。

11日の取材で「11年たったんですけど、その時のつらさだったりとか、悲しみとかなかなか抜けないと思う。その中でもたくさんの方々の支えがあって、野球に打ち込めていると思うので、支えてもらった人たちには感謝したいです」と語った佐々木投手。

プロ野球選手として影響力のある立場となり、自分が発信することで、東北を思ってもらえれば、と話しました。

「僕が話すことで、(震災当時を)思い出してもらえたりとか、思ってもらうことに意味があると思うので、あとは(震災を)知らない子どもたちもいると思うんですが、今ある当たり前のことだったりとか、身近にいる大切な人たちのことを、当たり前と思わずに向き合ってもらえたらと思います」今季はオープン戦から160キロ超えを連発し、ローテーションの一角を1年間守ることが期待されている佐々木投手。

「試合でたくさん投げて、一つでもいいプレーを(東北の方々に)見せられるように、喜んでもらえるようにできたらなと思います」と改めて意気込みました。