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ラグビーW杯まで197日 初のベスト4へ!鍵を握る注目の「新しい力」

2023年2月24日 5:05
ラグビーW杯まで197日 初のベスト4へ!鍵を握る注目の「新しい力」
左から齋藤直人選手(写真:アフロ)、ワーナー・ディアンズ選手(写真:日刊スポーツ/アフロ)、李承信選手(SportsPressJP/アフロ)
オリンピック、サッカーワールドカップと共に「世界三大スポーツイベント」と呼ばれるラグビーワールドカップの開幕まで200日を切りました。

日本代表は史上初のベスト4を目標にフランスの地で戦います。

今回はベスト4への鍵を握る19年大会には出場していない選手で、23年大会での活躍が期待される「新しい力」を紹介します。

■ワーナー・ディアンズ選手(20) 東芝ブレイブルーパス東京所属

日本代表最長身である202cmという高さと献身的なプレーが魅力のロック。

ニュージーランドに生まれ14歳で来日。流通経済大柏高(千葉)を卒業すると、憧れであるリーチ マイケル選手が所属する東芝ブレイブルーパス東京に入団しました。

22年10月29日に国立競技場で行われたラグビー王国でもある母国・ニュージーランド代表との試合で弱冠20歳ながらスタメン出場すると、後半16分にキックチャージしたボールをそのままキャッチして40mを1人で走り切りトライ。世界に衝撃を与えました。

9月に開幕するワールドカップについて「日本代表としてワールドカップに出ることは今の目標、自分が出られる試合は全力で戦う。特にフィジカルでの戦いに勝ちたい」と語りました。

■齋藤直人選手(25) 東京サントリーサンゴリアス所属

前に仕掛ける動きとスピードで相手を翻弄することが武器のスクラムハーフ。

神奈川県の強豪・桐蔭学園高から早稲田大へ進学すると、大学4年時にはキャプテンとして11シーズンぶりとなる大学日本一に導きました。

23年シーズンからリーグワンの東京サントリーサンゴリアスの主将に就任し、リーグワン初優勝を目指します。

幼い頃からの目標であるというワールドカップについて「19年の日本大会には出場できず、次こそは出場したいと思ったことを覚えている。ここまでワールドカップにむけて努力をしてきたので、必ず代表をつかみ取りたい」と初出場へ意気込みました。

■李承信(り すんしん)選手(22) コベルコ神戸スティーラーズ所属

正確なキックと切れ味鋭いランを持ち味に、し烈なスタンドオフ争いに名乗りを上げた若き司令塔。

神戸市で生まれ4歳からラグビーを始めると、大阪朝鮮高時代には2年生ながら高校日本代表に選出され注目を集めました。

朝鮮学校出身としては初の日本代表選手で、22年6月25日のウルグアイ戦で代表キャップを獲得すると翌週のフランス戦でスタメン出場し、日本代表に欠かせない選手となりました。

ワールドカップに向けては「ラグビー選手として一番大きな舞台はワールドカップ。チーム内の立ち位置もまだまだチャレンジャーだが、可能性がある分ベストを尽くしてチャレンジしていきたい」と語りました。

今後も、史上初のベスト4へ鍵を握る、日本代表の「新しい力」から目が離せません。

【ラグビーワールドカップまでのスケジュール】
~4月23日(日)リーグワン リーグ戦
5月 リーグワン プレーオフトーナメント
5月20日(土) リーグワン決勝
6月~8月 日本代表合宿&代表戦シーズン
8月26日(土)日本代表vsイタリア代表
9月8日(金)ラグビーワールドカップ フランス大会開幕
9月10日(日)ラグビーワールドカップ 日本vsチリ