柔道グランドスラム ロシア・カザン大会が中止 プーチン大統領が名誉会長務める国際柔道連盟が発表
国際柔道連盟(IJF)が26日、5月20日から22日まで開催予定のロシア・カザンでの柔道グランドスラムの中止を発表しました。IJFは、ロシアのプーチン大統領が名誉会長を務めています。
マリウス・L・ヴィザー会長は、「IJFは、現在の国際情勢、外交の不毛な結果を憂慮しております。我々スポーツ界は、平和と友情、調和と団結を常に促進するために、また、相互の普遍的価値を支え合うために、強固に結束しなければなりません。『柔道に関わる仲間達』は、この非常事態が最後には解決され、東ヨーロッパと世界の和平と安定を再確立し、ヨーロッパの多様な文化、歴史、遺産がより良い方法で注目されることを願っています」とコメントを残しました。
前日に、ドイツのデュッセルドルフ大会の中止も発表されていました。また、コロナ禍やロシア・ウクライナ情勢次第で、今後もIJFの国際大会スケジュールも変更がでる可能性があるとしました。