バイデン大統領“プーチン大統領は侵略者だ” 新たな制裁発表
アメリカのバイデン大統領は24日、ロシアのプーチン大統領を、「侵略者だ」などと強く非難し、ロシアへの新たな制裁を発表しました。
バイデン大統領は終始厳しい口調でプーチン大統領を「侵略者」と呼び、軍事侵攻は「全く不当な戦争だ」と強く非難しました。
バイデン大統領
「プーチンは侵略者だ。プーチンがこの戦争を選んだ。今、彼はその代償を払うことになる」
バイデン大統領はさらに、「プーチン大統領を国際社会からのけ者にする」と訴え、ロシアへの新たな制裁を発表しました。ハイテク製品の輸出規制や大手銀行とプーチン大統領に近い人物らへの制裁を拡大することなどが盛り込まれています。
バイデン大統領は、同盟国などと連携した強力な制裁だと強調しましたが、プーチン大統領本人への制裁は見送られ、記者団から「なぜプーチン氏を制裁しないのか」と問い詰められる一幕もありました。
また、結果としてロシアの軍事侵攻を許してしまったことについては、「プーチン大統領を過小評価していたわけではない」と釈明しています。
一方で、バイデン大統領は「プーチン大統領と会談する予定はない」と述べ、現段階で首脳外交を行う意思はないことを明確にしました。さらに、ドイツにアメリカ軍を追加派兵する意向を示しました。7000人が数日中に派遣されます。
ロシアのプーチン大統領は24日、ロシアの大手企業の経営者らと会談し、「ロシアは制裁に対して準備を行ってきた」と述べ、制裁による経済への影響はないと強調しています。