ロシア侵攻、G7首脳がテレビ会議 アメリカ次の一手は?
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まり、攻撃を受けた各地で火の手があがっています。これまでにウクライナ兵だけで40人以上が死亡したとされ、砲撃を受けた集合住宅で少年が死亡したという情報もあります。アメリカはどう出るのでしょうか。
いままさにG7首脳が各国を結んでテレビ会議を開いていて、ホワイトハウスからバイデン大統領が参加しています。
ただ、いまもロシア軍の攻撃によって、死傷者が増え続ける中、ウクライナに軍を派遣しない欧米の首脳が打ち出せる対応策は限られています。
アメリカが検討する追加制裁には、ハイテク製品の輸出管理などが挙げられていますが、「効果はほとんど期待できない」との見方で一致しています。
石油や天然ガスなどエネルギー関連の強い制裁は、インフレに苦しむアメリカ国内にも影響が強く、現時点では見送られる見通しです。
24日朝のワシントンポストは、「プーチンにはアメリカの“弱さ”が見えている」「アメリカの世界における信頼性は、回復できないまま砕け散るだろう」と厳しい論評です。
ーーアメリカはこの状況で、次の一手としては何ができるのか。
ワシントンのある外交筋は、「やれることは国際社会が結束してロシアを非難することだけ。暴挙に出たプーチン大統領をロシア国民の間でも孤立するよう追い込むしか策はない。長い戦いになる」と話していました。
バイデン大統領は、日本時間の未明に演説します。その言葉が注目されます。