「気持ちが切れた。悔いはない」元関脇・隠岐の海引退 年寄・君ヶ浜襲名も発表
引退会見を行った隠岐の海(左)と師匠の八角理事長(右)
大相撲の元関脇・隠岐の海が14日、両国国技館で引退会見を行いました。今後は年寄「君ケ浜」として後進の指導にあたります。
島根・隠岐郡隠岐の島町出身の隠岐の海は、2005年初場所で初土俵、2009年春場所に新十両。翌年の春場所に新入幕を果たしました。189cmの長身を生かした懐の深い相撲と、得意の右四つ、寄りで白星を重ね、殊勲賞1回、敢闘賞4回、金星4個を獲得。最高位は関脇まで上りつめました。
西前頭12枚目で挑んだ今場所は5日目まで全敗、6日目から休場していました。
「引退を決めたのは、今場所の3日目、4日目ぐらい。何年も前から自分の相撲がとれなくなってきて、気持ちでなんとかカバーしてきたけれど、最終的には自分の気持ちが切れました」と引退決断の理由について説明。
それでも「関取になれて幕内にも上がれて、三役にも上がれて。たくさんの声援をいただいて、いろいろな人とも出会えて、本当に悔いはないです」とすがすがしい表情で約18年間の力士人生を振り返りました。
引退会見に同席した師匠の八角理事長は「まじめにこつこつやる力士でしたね。とにかく立ち合いがよかった。『相撲は勝負を見せるのではなく、相撲を見せるんだ』という気持ちでいけと言っていたんですけど、それを貫き通してくれました」とねぎらいの言葉を送りました。
現役引退とともに、年寄「君ケ浜」襲名も発表。今後については「まだ何も想像もできなくて分からない状態なので、これからいろいろと教えていただきながら頑張りたいと思います。(八角)親方のような親方になれればと思います」と意気込みを語りました。
島根・隠岐郡隠岐の島町出身の隠岐の海は、2005年初場所で初土俵、2009年春場所に新十両。翌年の春場所に新入幕を果たしました。189cmの長身を生かした懐の深い相撲と、得意の右四つ、寄りで白星を重ね、殊勲賞1回、敢闘賞4回、金星4個を獲得。最高位は関脇まで上りつめました。
西前頭12枚目で挑んだ今場所は5日目まで全敗、6日目から休場していました。
「引退を決めたのは、今場所の3日目、4日目ぐらい。何年も前から自分の相撲がとれなくなってきて、気持ちでなんとかカバーしてきたけれど、最終的には自分の気持ちが切れました」と引退決断の理由について説明。
それでも「関取になれて幕内にも上がれて、三役にも上がれて。たくさんの声援をいただいて、いろいろな人とも出会えて、本当に悔いはないです」とすがすがしい表情で約18年間の力士人生を振り返りました。
引退会見に同席した師匠の八角理事長は「まじめにこつこつやる力士でしたね。とにかく立ち合いがよかった。『相撲は勝負を見せるのではなく、相撲を見せるんだ』という気持ちでいけと言っていたんですけど、それを貫き通してくれました」とねぎらいの言葉を送りました。
現役引退とともに、年寄「君ケ浜」襲名も発表。今後については「まだ何も想像もできなくて分からない状態なので、これからいろいろと教えていただきながら頑張りたいと思います。(八角)親方のような親方になれればと思います」と意気込みを語りました。