１９７６年のモントリオール大会以来となる五輪に挑むバスケットボール男子日本代表。その大舞台を前に、元代表で日本人初のＮＢＡプレーヤーとして活躍した田臥勇太選手（４０＝宇都宮ブレックス）がインタビューに応じ、日本代表の強さや思いについて語りました。

田臥選手は現在のチーム状況について、「海外でも日本人ができるという、スキルの部分で当たり負けしないパワーは、どんどんレベルアップしてきています。日本でプレーしている選手たちも、スピードやシュート力だったり、それぞれ持ち味を持っています。日本全体としてのレベル、チームとして過去最強」と太鼓判を押しました。

男子日本代表は１６日にベルギー、１８日にフランスと強化試合を行い、２６日にはいよいよ東京五輪の初戦に臨みます。五輪直前の強化試合２試合について田臥選手は、「八村塁選手、馬場雄大選手が合流して最終メンバーで挑める２試合だと思いますので、本番に向けてチームとしてどれだけ確立できるかがポイント」。

現在、アメリカ・ＮＢＡで活躍する八村塁選手については、「（武器は）身体能力ですよね。当たり負けしないパワー、自分でドリブルもできてチャンスがあればドライブしてダンクシュートまで持ち込めて、ディフェンスの状況を見て、空いていれば、オープンシュートを打てたり、オールラウンドに全部のプレーをこなせるのが彼の魅力」と分析。

そして最後に田臥選手は、大舞台を戦う代表に期待することについて聞かれると「日本で五輪をやれることは選手にとっても彼らの選手生活の中でも大きなものになると思います。試合を見られる立場としても楽しみなので、選手たちには悔いの残らないように試合を戦ってもらいたい。日本の皆さんに夢や希望、元気を与えてくれるようなプレーを期待したい」と語りました。

■日本代表スケジュール
※（　）は最新の世界ランキング　日本は４２位。

【強化試合】
７月１６日　ＶＳベルギー（３７位）
７月１８日　ＶＳフランス（７位）

【東京五輪】
７月２６日　予選リーグ第１戦　ＶＳスペイン（２位）
７月２９日　予選リーグ第２戦　ＶＳスロベニア（１６位）
８月　１日　予選リーグ第３戦　ＶＳアルゼンチン（４位）