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張本「心折れそうだった」接戦制し4回戦へ

2021年7月27日 1:32

◆東京五輪 卓球男子シングルス3回戦(26日、東京体育館)

世界ランキング4位で日本男子のエース・張本智和選手が世界ランキング95位の林兆恒選手(香港)との接戦を制し、4回戦へ駒を進めました。

「心が折れそうだった」と試合後に語った大会初戦は、相手のサーブに苦しみながらもラリー戦を制するなど、11-9と第1ゲームを先取しました。

第2ゲームでは6-9とリードを許した場面で右手を負傷してしまいますが、治療後に流れを呼び込み逆転。13-11でゲームを連取しました。しかし、第3ゲームはリードしながらも終盤に立て続けにポイントを与えてしまい、8-11と林選手に奪われました。

続く第4ゲームでも開始から5連続ポイントを許すなど、苦しい試合展開となりましたが、再び接戦をものにして12-10とゲームをつかみ取りました。第5ゲームも一進一退の攻防が続きましたが、得点を重ねて12-10。

3度にわたってデュースに持ち込まれた一戦は、張本選手がゲームカウント4-1で勝利し、4回戦進出を決めました。

試合を終え、「『負けたら終わり』ということで気持ちを引き締めて頑張った」という張本選手。それでも「つらさの中にも楽しさはあった。憧れの舞台、またもう1試合多くできるのは本当にうれしい」と、初出場となった五輪での“1勝目”に、喜びをあらわにしました。

4回戦では、世界ランキング28位のD・ヨルジッチ選手と対戦。調子はまだ半分だという張本選手ですが、「(相手の勢いに)飲まれないように、自分のペースで試合を進めていきたい」と意気込みを語りました。

写真:ロイター/アフロ

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