松山英樹 東京五輪で目指すは「金メダル」
29日から始まる東京五輪ゴルフ男子の競技を前に、松山英樹選手が27日、公式会見に臨みました。
松山選手は、「メジャーと違って(五輪は)その国のトップしか出てこないので、(メダル獲得は)難しいと言えば難しいかもしれないですけど、逆にメジャーだって150人の中でのトップを争うのと、60人の中で争うのとでは確率も違ってくると思う。しっかりと金メダルを目指して頑張りたい」と、意気込みを語りました。
また、今月新型コロナウイルスに感染し、「本格的に練習をし始めたのは日本に帰ってきてから」と、今の状態を明かした松山選手。そのような状況でも「きょうとあしたでしっかりと準備して、いい成績を残したい」と、前を向いていました。
■以下、主な会見の内容
――五輪に参加する今の気持ちは
「日本でやる五輪に、プレーヤーとして出られることは最初で最後だと思う。その中で選ばれてプレーできるということはすごくうれしい。3週間前に新型コロナウイルスにかかってからここに立てるとはちょっと不安があったが、ここに来られてよかったなと思っています」
――コロナに感染してから調整はどれくらい困難な時間だったか
「10日間ぐらいずっと陽性が出続けたので、自宅でゆっくり、早く体調を戻すことを考えて過ごしていました。その間、練習もできなかったですし、本格的に練習をし始めたのは日本に帰ってきてからなので、ちょっと調整は遅れていますけど、きょうとあしたでしっかりと準備していい成績を残したいと思っています」
――会場の霞ヶ関への思いと、この会場に来てどのようなことを感じているか
「11年前のアジアアマチュアで優勝してからマスターズに行き、今年マスターズで優勝して、自分が変わった場所ではないですけど、本当に思い出がある場所。今回の五輪でもいい成績を出してまた変われたらなと思っています」
――マスターズを優勝して五輪を迎えますがプレッシャーはあるか
「マスターズ以降なかなか思うような成績が出せていないですし、そういう意味ではちょっと不安もあります。すごく楽しみな五輪になると思うので、全力で頑張っていい結果を残したいなと思っています」
――ほかの競技と比べてゴルフでメダルを取るのは難しいと思うか
「メジャーと違って(五輪は)その国のトップしか出てこないので、難しいと言えば難しいかもしれないですけど、逆にメジャーだって150人の中でのトップを争うのと、60人の中で争うのとでは確率も違ってくると思う。しっかりと金メダルを目指して頑張りたいなと思っています」
――練習ラウンドを回ってみてどういうところがカギになりそうだと思うか
「距離的にはそんなに長くないので、本当にティーショットの置き場所とかラフに入ってからもたぶんグリーン周りの置き場所とかすごく大事になってくると思う。注意してやれたらなと思っています」
写真:アフロスポーツ