五十嵐選手“銀メダル”家族のサポート力に
新競技のサーフィンでメダルを獲った五十嵐カノア選手と都筑有夢路選手が喜びを語りました。
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一夜明け、若きメダリストの2人は─。
サーフィン女子・都筑有夢路選手(20)
「きょうも朝から何個のカメラを見たか、わからないぐらいカメラの前に立っていて、夢の続きを見ているみたいだな」
サーフィン男子・五十嵐カノア選手(23)
「一生忘れないイベントだった」
カノア選手は、日本人の両親の元、カリフォルニア州で生まれ育ちました。父の影響で、3歳の時にサーフィンを始めたといいます。
当時の映像では、3歳とは思えない見事なライディングです。ボードには、初日から立つことができたということです。才能はすぐに開花し、幼い頃から数々の大会で優勝してきました。
カノア選手のスゴさは学業でも。高校を2年飛び級の15歳で卒業し─。
五十嵐カノア選手
「こっちの波に来なよ。ロッキーの波はいい感じだよ」
5か国語を自在に操るなど、まさに文武両道です。
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現在は、プロサーファーとして活動していて、1年の多くは海外を転戦しています。家族は大会に合わせて、各地で家を借りるなどカノア選手をサポートしています。
五十嵐カノア選手
「あっいいじゃん」
家から海岸まで、歩いてわずか30秒です。最高の練習環境が整えられていました。
五十嵐カノア選手
「勝つためには何でもやる。それは、僕はみんなよりもあると思うので、お父さんとお母さんが、子供の時から勝つ気持ちをくれたから」
海外で活躍するカノア選手ですが、実は、ほぼ毎日ある“日本のソウルフード”を口にしているといいます。
父・勉さん
「ほとんど、毎日モチは食べてますね。腹持ちよくて、海見ながら食べられるし」
体のエネルギーとなる糖質が豊富で、手軽に食べられることから欠かせないということです。
五十嵐カノア選手
「うんうまい」
母・美佐子さん
「ウチは和洋折衷ていうか、全部何でもいろんな物を食べるのが、やっぱりね、健康にいいね」
カノア選手は、家族のサポートを力にオリンピックの大舞台で戦い、銀メダルに輝きました。世界に強さを見せつけました。