侍J坂本がサヨナラ打 五輪に「ぞくぞく」
◇28日、東京五輪・大会6日目。野球・予選リーグ・グループA初戦、日本×ドミニカ共和国(福島県営あづま球場)
野球は、ソフトボールと共に、2008年の北京大会以来13年ぶりに五輪に復活。金メダル獲得を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は、初戦でドミニカ共和国と対戦しました。
試合が動いたのは7回表でした。日本の2番手・青柳晃洋投手(阪神)が、タイムリーツーベースを許し、0―2。日本は7回裏に1点を返しますが、9回表にも追加点を奪われ1ー3。
2点を追う9回裏、侍ジャパンは、村上宗隆選手(ヤクルト)のタイムリーヒット、甲斐拓也選手(ソフトバンク)のスクイズで同点に追いつきます。さらに満塁のチャンスで坂本勇人選手(巨人)がタイムリーヒットを放ち、劇的なサヨナラ勝ちで初戦をものにしました。
坂本選手は試合後、「うれしいですね。まずは初戦を勝つことができて、ほっとしています」と率直な心境を告白。自身初となる五輪の舞台について、「やっぱり、ぞくぞく。いい緊張感の中でやらせてもらって、最初は重い雰囲気でみんなやっていましたけど、今日の1勝で次は少しいい雰囲気でやれると思います」と、独特な緊張や重圧があったことを明かしました。
侍ジャパンの第2戦の相手はメキシコ。舞台を福島から横浜スタジアムへと移して31日に行われます。
写真:AFP/アフロ