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アーチェリー古川「うれしさより感謝」

2021年8月1日 16:26

アーチェリー男子個人で銅メダルを獲得した古川高晴選手が1日、会見に臨みました。

5大会連続で五輪に出場し、ロンドン大会で銀メダル、今大会でもすでに男子団体で銅メダルを獲得しており、五輪で合計三つのメダルを手にした古川選手。「皆さんから応援・声援をいただいてここまで来られたと思う。うれしさよりも感謝の気持ちが大きいっていうのがこの大会でした」と語りました。

古川選手は1回戦の組み合わせを決めるランキングラウンドで46位という結果からスタート。「予選で本当に悪くて、その日は悔しくてなかなか寝付けずに、何回も目が覚めた夜だったんですけど、妻も『もうここまで来たからやるしかないから。敗者の振る舞いではなくて勝者の立ち振る舞いをして楽しんで頑張ってね』というふうにメールで連絡をくれて、その言葉が本当に励みになりました」と家族からの連絡が復調の助けになったと明かしました。

復調した古川選手は本戦を勝ち進みます。準決勝ではトルコの選手に敗れたものの、3位決定戦で台湾の選手に勝利し銅メダルを獲得しました。

古川選手は「予選でぼろぼろでも、そこから復活をして調子を上げて個人戦でメダルが取れるまでいけるというふうに自分自身に自信を持つことができました」と今大会を振り返りました。

写真:アフロスポーツ