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向田真優 婚約者とつかんだ金“2人の夢”

2021年8月7日 12:02

東京五輪のレスリング女子53キロ級で金メダルを獲得した向田真優選手(24)が7日、会見に応じ喜びを語りました。婚約している志土地翔大コーチと二人三脚でつかんだ金メダルに「2人の夢だったので叶えることができて良かった」と大会を振り返りました。

東京五輪のレスリング女子53キロ級で金メダルを獲得した向田真優選手(24)が7日、会見に応じ喜びを語りました。

五輪4連覇を目指した吉田沙保里さんがリオ大会で銀メダルに終わったこの階級。日本に再び金メダルをもたらした向田選手は「同じ53キロ級として、私もこの東京五輪で金メダルを取るという強い思いで戦えた」と大会を振り返りました。

また、婚約している志土地翔大コーチ(34)と二人三脚でつかんだメダルに「この金メダルを取ることが2人の夢だった。また次の目標や夢に向かって楽しく明るく頑張っていけたら」と語りました。

◇以下、向田選手の会見一問一答

――メダル獲得から一夜明けての感想
「本当にたくさんの方々の応援やサポートのおかげでこの金メダルを取ることができた。本当に一人の力じゃここまで来られなかったと思うので、今までサポートしていただいた全ての人に感謝の気持ちを伝えたい」

――吉田沙保里さんからも祝福のメッセージがきていたのか
「試合前もLINEをいただいて、試合終わってからのインタビューでも温かいお言葉をいただいて、本当にうれしく思う。同じ53キロ級として、私もこの東京五輪で金メダルを取るという強い思いで戦えた。本当に吉田沙保里さんのような強い気持ちを持って、最後まで攻めきるレスリングを決勝はできたと思う」

――JOCエリートアカデミー出身者で初の金メダル
「中学・高校時代と一番大変な時期にサポートしていただいて本当に感謝しているし、JOCアカデミーでの6年間は本当に自分の中では大きいもの。この五輪で金メダルを取ってJOCの方々に恩返しできるようにと思っていたので、一番いい色のメダルを獲得することができて良かった」

――今後について
「志土地翔大コーチと話し合って今後のことを決めていきたい。この金メダルを取った後の人生の方が長いので、この金メダルに恥じないように人としても成長していけるように頑張りたい」

――レスリングとは一言で
「5歳の頃からずっとレスリングをやってきたので、人生の全てだなと思う」

――試合後、コーチとは話をした
「試合終わってからは志土地コーチと金メダルを一緒にかけて写真を撮ったりした。本当に良かったねという話をした。自分と志土地コーチだけの力じゃこの金メダルは取れなかったと思うので、今まで支えてくださった全ての人に感謝の気持ちでいっぱい」

――コーチとはともに支え合っていくパートナーでもあるが
「この金メダルを取ることが2人の夢だったので、まずはその夢を叶えることができて良かった。一緒にまた次の目標夢に向かって、楽しく明るく頑張っていけたらいいと思う」

――子供たちにエール
「(決勝は)最初4-0で負けていてラスト追い上げる形だったが、最後まで強い気持ちを持って戦えれば逆転できるというのを、あの試合を通して感じてもらえればいいと思う。レスリングは多彩な技やタックル、いろいろな攻撃スタイルの選手がいて、見ていて楽しいって今自分がレスリングをやっていても思うし、これからも自分の試合を見て『楽しいな、やってみたいな』という人が増えればいいと思う」