歴史変えたバスケ女子日本代表 大会を総括
五輪で男女通じて初めてのメダルを獲得し、歴史を変えたバスケットボール女子日本代表。試合後の会見で主将の高田真希選手は「目標としている金メダルに届かなかったので悔しい気持ちはありますけど、ただ日本のバスケットボール界初のメダルを獲得できたことは誇りに思いたい」と語りました。
決勝で戦い、惜しくも敗れたアメリカについては「やっぱりきょうの試合を通して、世界ランク1位のアメリカだなっていう感じはしました。もっともっと自分たちがこれ以上の目標を実現させるためには、もう一つ二つ山を乗り越えないといけないんだなっていうのも実感できたことが、きょうはすごくいい収穫だったかなと思います」と振り返りました。
また、「みんなすごく頑張ったので、みんなと戦えたことが本当に自分の財産になります」と、仲間への思いも口にしました。
また、今大会全試合に出場した司令塔の町田瑠唯選手は「きょうのゲーム負けたことはやっぱり悔しいですけど、こうやって銀メダルをチームでとれたことはうれしい気持ちがあります。自分たちのバスケットだったり、そういうのができていなかった部分もあったんですけど、試合を通して、チームとしてこの大きな舞台を楽しめたんじゃないかなと思うので、そこはすごくいい大会になったんじゃないかなと思います」と語りました。
目標の“金メダル”まであと一歩のところまで迫り、歴史を変えたことについて「今まで女子バスケットはメダルから遠いと言われていたと思いますし、金メダルを目標にやってきてはいるんですけど、それを信じていた人っていうのはそんなに多くないと思うので、今回こうやってこの大会でこの銀メダルをとることができて、いろんな人が女子バスケットの魅力だったりとか、そういうのも知ってもらえたと思いますし、世界にも通用するってことが伝わったと思う」と、今大会を振り返りました。
写真:エンリコ/アフロスポーツ