×

【身長2m超え】プロ野球・巨人2年目秋広優人 今季はまだ1軍登録なしも2軍で打撃好調  “師匠”中田翔と1軍でプレーできるか

2022年8月27日 10:32
【身長2m超え】プロ野球・巨人2年目秋広優人 今季はまだ1軍登録なしも2軍で打撃好調  “師匠”中田翔と1軍でプレーできるか
巨人の秋広優人選手

今月20日のプロ野球イースタン・リーグのヤクルト戦で、巨人の秋広優人選手が今季第6号となる3ランホームランを放ちました。

対したのはヤクルト4年目の市川悠太投手。真ん中膝元の高さに入ってきた123キロのスライダーを振り抜くと、打球は弾丸ライナーとなり、ライトのネットに突き刺さりました。

秋広選手は今年背番号を“ゴジラ松井”こと松井秀喜さんの背負っていた「55」に変更。将来を期待されている身長2メートル超えの“大型”選手です。千葉県出身で二松学舎大付属高校から2020年のドラフト5位で巨人に入団。1年目は中日戦で1度だけ打席に立ち、プロ初出場を果たしました。この年、2軍では82試合に出場し、打率は.229、本塁打8という成績でした。

2年目の今年は24日現在、2軍で86試合に出場。打率は.272、本塁打6、打点26という成績。7月に行われたインタビュー時には「打撃フォームを固める」ことに集中していると明かしていました。

「繰り返しやって覚えるというか、(二岡智宏)監督とか小笠原(道大)コーチとかといろいろ改善というか、考え方とかを変えてきてやっているので、打撃フォームをしっかり固定できるように、固められるようにしています」

これがうまくハマっているのか、ここ10試合での打撃成績は35打数11安打6打点と好調ぶりを見せています。

守備についてはもともと内野手と投手として野球を始めましたが、現在は、少しでも1軍に上がる機会を多くするために、外野でも経験を増やしています。「外野の練習を始めて、1年くらいたちましたが、『まだまだ』というのが正直な感想です。もっと上達するように頑張りたいです」と表情を引き締めました。

■先輩との自主トレ 自ら電話でお願い

秋広選手にとって今年の自主トレ期間は大きな転機となりました。それは沖縄・石垣島で行われた中田翔選手との自主トレに参加したこと。

昨年、シーズンが終わってから秋広選手から中田選手に電話して、「自主トレを一緒にやらせてください」とお願い。その時には中田選手は秋広選手と面識がなかったそうですが、秋広選手の熱意に押され、一緒に自主トレを行うことになったそうです。

「先輩方と自主トレするのは去年初めてだったんで、本当に私生活から野球から全てをみてもらったというか・・・一緒に生活して、本当に1人の人間として、いろいろ教えていただいて、本当によかったです」

中田選手が2軍で調整しているときも積極的に質問したり、会話をしているところがたびたび目撃された2人。中田選手の人となりを聞くと、「話すとすごく優しくて、面白い人です。優しいですよ」とニッコリ。

ですが、自主トレ期間中に行ったあるトレーニングのことを考えると、今でも少し“憂うつ”になるそうです。

そのトレーニングとは、1日に米を9合食べる、食トレ。

「9合は・・・いまは考えただけできついです。あのときも毎日食事が憂うつでした。きつすぎて。いまは食事の量は落ちているんですけど、(僕は)体重が減りやすいので、減らさないように、多く食べるようにはしています」

■今季はまだ1軍登録なし
現在、打撃でも好調ぶりを見せている秋広選手ですが、今季はまだ1軍登録されていません。去年9月の中日戦で藤嶋健人投手相手に1打席を経験しただけ。

「公式戦は雰囲気も緊張感も全く違ったので、1年目に経験できたのはよかったと思っています。まだ2年目なので、1軍に上がる準備ができるように頑張りたいです。まだ1打席しか立っていないので、ピッチャーのボールを見るとか、できていないんですけど、1軍の人が2軍に来たときとかに、見る機会はあるんです。見ていると『やっぱりすごいな』と。自分はまだまだだなと感じるので、練習して追いつけるようにやっていきたいと思います」と語りました。

◇◇◇◇
秋広優人“メモ”ランダム
(上記に書き切れなかった内容を以下にまとめました)

――チーム内で仲がいい人は?
同級生だと(中山)礼都、先輩だと菊田(拡和)さんか、山瀬(慎之助)さんです。

――今一番欲しいものは?
身長はいらないんで、体重です(笑)本当に減りやすいんです。キャンプよりは(体重が)落ちているんで、維持もしくは増量できるようにしたいです。

――身長は今も伸びている?
いま201センチくらいです。
◇◇◇◇