１５日、メットライフドームで行われた西武対楽天。東京五輪・フェンシング女子サーブル団体で過去最高の５位入賞に貢献した江村美咲選手（２２）が始球式を行いました。

東京五輪で着用したユニホーム姿で登場した江村選手は、「フェンシングで試合前に汗が出ることはないが、今日は勝手に汗が出てきました」と、緊張した表情でマウンドに上がります。

それでも、「家の近くの公園でＹｏｕＴｕｂｅで色々な選手のフォームを見ながら真似（まね）したりしていました」と、見事ノーバウンドでボールはキャッチャーへ。ファンから温かい拍手が送られました。

始球式を終えて江村選手は「ノーバンで届いたのがうれしすぎて緊張が吹っ飛びました。１００点満点でいいと思います。たくさんのお客さんがいたので、その前でプレーするのがフェンシングでもなかなか出来ない貴重な体験ができました。拍手ももらって本当に幸せです」と喜びを口にしました。

また江村選手は４月９日に日本のフェンシング界で初のプロに転向しており、「フェンシングの魅力を伝える力になれたらうれしいですし、野球選手はプロ中のプロなので、そういう選手達のプレーを目の前で観られるというのはすごく良い機会」と、初のプロ野球観戦についてコメントしました。


写真：球団提供