“50歳で金”杉浦佳子「恥ずかしい」
31日、自転車女子個人ロードタイムトライアルC1-3(運動機能障がい)で金メダルを獲得し、日本選手史上最年長でのパラリンピック金メダリストとなった杉浦佳子選手(50)がレース後、取材に応じました。
「まだ本当に信じられなくて、まだ計算間違いだったとか、まだ不安です。まだちょっとアンビリーバボーな感じ」と、レース直後の率直な思いを語りました。
2位に20秒以上の差をつけたレースを「ゴールの向こうには栄光が待っていると聞いていたので、自分はただ栄光に向かって走ろうと。全力疾走しました」と、振り返りました。
50歳での金メダル獲得という日本選手史上最年長の快挙に「恥ずかしい」と笑顔。「最年少記録は二度と作れないけど最年長記録って作れますね、また。」と今後への意欲を語りながら「ヤバい、また調子に乗ってすごいこと言っちゃった」と、おどける様子も見せました。
また、コロナ禍での大会の開催に「このパラリンピック開催に至るまでにどれだけの苦労があったんだろうかと思うと、まずはここまでこの会場を作り上げてきてくださった方々に本当にお礼を申し上げたいと思います。そして、こういった大変な環境の中で、それでもスポーツをサポートしてくれた方と応援してくれた方々には本当に感謝の気持ちしかありません。それをどういう形で恩返しできるかなと思っていて、良い結果を出すことしか自分にはないかなと思っていたので、ある意味お返しができて本当によかったなと思います。本当にありがとうございました」と、語りました。
杉浦選手は、2つ目のメダルをかけ9月3日、女子ロードレースに出場する予定です。
写真:SportsPressJP/アフロ