国枝慎吾がほえた!接戦制し準決勝進出
◆1日、東京パラリンピック・大会9日目、車いすテニス男子シングルス準々決勝、国枝慎吾×S・ウデ、東京・有明テニスの森
シングルスで3度目の金メダルを狙う世界ランキング1位の国枝慎吾選手(37)が、同6位で50歳のステファン・ウデ選手(フランス)と対戦しました。
第1セット、国枝選手は相手に2度のブレークを許し、ゲームカウント2-5とリードされる苦しい展開。しかしそこから4連続でゲームを奪い6-5と逆転します。その後1ゲームを奪われて迎えたタイブレークは一進一退の攻防となりますが、ラリーの主導権を握った国枝選手が粘りを見せ、このセットを制します。
第2セットは第1セット終盤の勢いそのままに国枝選手が4-1とリード。相手選手が反応出来ないリターンや強弱をつけたストロークがさえ渡ります。しかしその後、ウデ選手のコースをついたストロークに国枝選手は苦しめられ4-3と追い上げられます。それでも最後は国枝選手が2ゲームを連取し、見事ストレート勝ち。2時間を超す接戦を制し、大きな声でほえてガッツポーズを見せました。
準決勝では世界ランキング5位のゴードン・リード選手(英国)と対戦します。
写真提供:Joel Marklund/IOC/OIS/アフロ