国枝「すごく自信になった」接戦制し準決勝
1日、東京パラリンピックの車いすテニス男子シングルス準々決勝を制した国枝慎吾選手が試合後のインタビューに答えました。
シングルス3度目の金メダルを狙う世界ランキング1位の国枝選手は、同6位のステファン・ウデ選手と対戦。第1セットをゲームカウント2-5とリードされ苦しい展開となりましたが、そこから逆転でストレート勝利し、準決勝進出を決めました。
以下、試合後の国枝選手のコメント
――今どういう思いか
「今日からやはりタフなゲームになるのは予想していましたし、予想以上にウデ選手のパフォーマンスが、特にファーストセットはすごかった。それを僕自身(ゲームカウント)2-5からカムバックできて、すごく自信になった部分ですね」
――第1セット厳しい展開。どうやって乗り切ったか
「本当に自分自身のやるべきことに、とにかく集中しようと。ウデ選手の特にフォアハンドが今日当たっていたのでどっちにくるかわからなかったですし、自分自身もそれにどう対抗するかと。2-5からしっかり導き出した答えを実行することができたのは勝因」
――ゲームカウント2-5で何を導き出したか
「やはり一番はバックハンドのダウンザライン。これを打つことで相手に、僕のバックに行ったらどっちにくるかわからないという状況にさせる。相手を後手に回すということがしっかりできたかなと思います」
――頂点行くために何を一番大事にしてプレーしたいか
「自分自身のテニスをやりきること。今日はファーストセット2-5から最後までやり切れた。こうしてタフなゲームを一つすることで次につながりますし、次はもっと最初からいいパフォーマンスが出るかなと思います」
写真:森田直樹/アフロスポーツ