諸石・菅野ペア 深夜の激闘制し初の“銅”
◆東京パラリンピック 車いすテニス・クアードダブルス3位決定戦 諸石光照/菅野浩二×A・コトリル/A・ラプソーン(1日・有明テニスの森)
下肢だけでなく、上肢にも障害のある選手らが出場する車いすテニスのクアードクラス。そのダブルス3位決定戦に臨んだ諸石光照選手と菅野浩二選手のペアが、イギリスのペアと対戦しました。
1日の午後8時47分から始まった試合でしたが、約20分後、雨が強くなり一時中断に。その後、同種目の決勝が行われていた屋根のあるセンターコートに場所を移し、2時間20分後の午後11時26分に試合は再開されました。
初のメダル獲得を狙う諸石・菅野ペアは第1セット、一進一退の展開が続きますが終盤3ゲームを連取し、7-5で先取します。第2セットは3-6で落としますが、最終・第3セットは再び両者互いに譲らない展開に。それでも諸石・菅野ペアは、ゲームカウント5-5で並んだ第11ゲームから2ゲーム連続で奪い、セットカウント2-1で勝利しました。
試合終了の時刻はなんと日付が変わった2日の午前2時1分。深夜に及ぶ3時間の熱戦を制し、諸石・菅野ペアがこの種目、日本勢初となる銅メダル獲得しました。
写真:森田直樹/アフロスポーツ