全米単3度目Vへパラ銀・上地が準決勝進出
◇テニス・全米オープン 車いすの部女子シングルス1回戦 K・モンターニュ×上地結衣(9日、米・ニューヨーク)
東京パラリンピックの車いすテニス女子シングルスで、日本女子初の銀メダルを獲得した世界ランキング2位の上地結衣選手は、1回戦で世界ランキング6位のK・モンターニュ選手(南アフリカ)と対戦しました。
過去の対戦成績では、モンターニュ選手に28勝4敗と大きく勝ち越している上地選手。第1セットは4ゲーム連取するなど、第7ゲームを終えゲームカウント5-2とリードし、試合を優位に進めます。しかしモンターニュ選手も驚異の粘りで応戦。第8ゲームから4ゲームを連続で奪うなど巻き返します。
それでも上地選手は第12ゲームをものにすると、タイブレークではフォアハンドの強打を決めるなど粘る相手を振り切り、第1セットを先取しました。
迎えた第2セット、上地選手は2つのブレークを奪うなど4ゲーム連取に成功。このまま勢いに乗り2時間7分にわたる激闘の末、セットカウント2ー0(7-6、6ー2)で勝利。この大会のシングルス、4年ぶり3度目の優勝へ向け準決勝進出を決めました。
また東京パラリンピックの女子ダブルスで上地選手とペアを組み、共に銅メダルを獲得した世界ランキング5位の大谷桃子選手は、世界ランキング4位のJ・ワイリー選手(イギリス)にセットカウント1-2で敗れ、初戦敗退となりました。
上地選手は準決勝、大谷選手を破ったワイリー選手と対戦します。
写真:長田洋平/アフロスポーツ
写真は3日、東京パラリンピック・女子シングルス決勝