上地 全米準Vでパラ決勝のリベンジならず
◆テニス・全米オープン車いすの部 女子シングルス決勝 D・デ フロート 2(6-3、6-2)0 上地結衣(日本時間13日、米・ニューヨーク)
東京パラリンピックの車いすテニス女子シングルスで銀メダルを獲得した世界ランキング2位の上地結衣選手(27)が決勝に登場。対戦相手は世界ランキング1位のD・デ フロート選手(24・オランダ)で、パラリンピックの決勝で敗れたライバルとの再戦となりました。
全米オープンのシングルスでは2017年大会以来4年ぶり3度目の優勝を狙う上地選手。しかし第1セットはいきなり3ゲーム連取される苦しい立ち上がりとなりました。それでも第4・第5ゲームでは、コースを突いたフォアハンドの強打でポイントを重ねるなど、連取に成功。しかし第7ゲームで相手にブレークを許すなど、流れをつかめず第1セットを落とします。
続く第2セット、第4ゲームまでは両者互いにブレークを奪い合いましたが、上地選手はデ フロート選手に4ゲーム目から5ゲーム連続で奪われ、一気に突き放されました。
上地選手はデ フロート選手に6-3、6-2のストレートで敗れ、パラリンピックのリベンジとはならず。4年連続の準優勝に終わりました。
一方、デ フロート選手はこれで今季開催された四大大会のシングルス全てで優勝。さらにパラリンピックでも金メダルを獲得し、「年間ゴールデンスラム」の偉業を達成しました。
写真:長田洋平/アフロスポーツ※写真は東京パラリンピック決勝