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審判団謝罪 中日対ヤクルトで波紋呼ぶ判定

2021年9月14日 21:43
審判団謝罪 中日対ヤクルトで波紋呼ぶ判定

プロ野球セ・リーグの杵渕和秀統括と友寄正人審判長は14日、前日のバンテリンドームにて行われた中日対ヤクルトの一戦で、9回の波紋を呼んだ判定に関して、ヤクルトの高津臣吾監督に謝罪しました。

この問題は13日の中日対ヤクルトの一戦、0ー1の9回1死一、二塁の場面。

ヤクルト川端選手が放った打球は二塁へのゴロ。一塁走者が二塁手のタッチをよけ、一、二塁間で挟殺プレーに。この間にバッターランナーはセーフとなったため、中日の京田選手がボールを持ち二塁ベースを踏み、フォースプレーでのアウトをアピールしましたが、ジャッジされず。挟殺プレーが続行される中、二塁走者のヤクルト・古賀選手が本塁を狙い、タッチアウトで二死となりました。

その直後、二塁での判定を巡り中日側がリクエストを要求。京田陽太選手が二塁ベースを踏んだことで一塁走者がアウトになったと認められ、併殺が完成、試合終了が宣告されました。

ニ塁塁審がすぐさまアウトの宣告をしていたら、その後の状況は変わっていたかもしれない中、ヤクルト高津監督が抗議をしたものの、判定は覆らずヤクルトは2連敗、3位に転落していました。

取材に応じた友寄審判長は「(二塁塁審が)バッターランナーが一塁でアウトになったという思い込みが要因」と説明。二塁塁審を務めた嶋田審判員に対して口頭で厳重注意したことを明かしました。