大谷翔平 待望の第1号も異常な“引っ張り率” 逆方向へのヒットはわずか1本
大谷翔平選手(写真:アフロ)
■これまでと比較して異常な“引っ張り率”
2月、3月のオープン戦で2本のホームランを放った大谷選手ですが、いずれもレフトスタンドへのアーチでした。
2023年シーズンは44本のHRのうち、レフトへの当たりはわずか4本。オープン戦でいきなり逆方向へのHRを2本放ったことに、元メジャーリーガーの井口資仁さんは「最終の待てるポイントまで引きつけて打てた。全方向にHR打てるので(HR数が)伸びてくるのかなと思いますね」と話していました。
一方でシーズンが始まってみると、9試合で放った10安打のうち、レフト方向への打球は3月20日の開幕戦の1打のみ。今季はライト線方向への当たりが多く、第1号もライトスタンドへのHRとなっていました。
また凡打も含めた打球方向を見てみても、引っ張る方向への打球は今季65.4%。これまでのシーズンでは最高でも46.6%(2021年)で、メジャーでのキャリアを通して30~40%台を推移しています。またMLB平均は37%となっており、データからも今季の打撃がこれまでと異なっていることが分かります。
ジャイアンツとの2戦目の後、ドジャースのロバーツ監督は大谷選手のバッティングについて「ちょっとしたタイミングの問題だ。彼はスクエアに構えることができるはずだが、それが今はできていない。彼がタイミングを掴むのを期待している」と話していました。
2023年9月に右肘の手術を報告し、キャンプでは「強度はもう100%に近い」と話していた大谷選手ですが、依然右肘にはサポーターを巻いての出場。ファン待望の第1号が飛び出しましたが、全方向への当たりも含め、本調子を取り戻せるか注目です。
2023年シーズンは44本のHRのうち、レフトへの当たりはわずか4本。オープン戦でいきなり逆方向へのHRを2本放ったことに、元メジャーリーガーの井口資仁さんは「最終の待てるポイントまで引きつけて打てた。全方向にHR打てるので(HR数が)伸びてくるのかなと思いますね」と話していました。
一方でシーズンが始まってみると、9試合で放った10安打のうち、レフト方向への打球は3月20日の開幕戦の1打のみ。今季はライト線方向への当たりが多く、第1号もライトスタンドへのHRとなっていました。
また凡打も含めた打球方向を見てみても、引っ張る方向への打球は今季65.4%。これまでのシーズンでは最高でも46.6%(2021年)で、メジャーでのキャリアを通して30~40%台を推移しています。またMLB平均は37%となっており、データからも今季の打撃がこれまでと異なっていることが分かります。
ジャイアンツとの2戦目の後、ドジャースのロバーツ監督は大谷選手のバッティングについて「ちょっとしたタイミングの問題だ。彼はスクエアに構えることができるはずだが、それが今はできていない。彼がタイミングを掴むのを期待している」と話していました。
2023年9月に右肘の手術を報告し、キャンプでは「強度はもう100%に近い」と話していた大谷選手ですが、依然右肘にはサポーターを巻いての出場。ファン待望の第1号が飛び出しましたが、全方向への当たりも含め、本調子を取り戻せるか注目です。