バスケットボール男子日本代表の新ヘッドコーチに就任したトム・ホーバス氏が２２日、記者会見を行い「男子代表のヘッドコーチの話をいただき、すごく感謝します。１００％頑張る」と語りました。

２０１７年から女子代表のヘッドコーチを務めたホーバス氏は、東京五輪で女子代表を日本のバスケットボール史上初の銀メダルに導きました。今回のホーバス氏の男子代表ヘッドコーチ就任について、日本バスケットボール協会の東野技術委員長は「日本男子が次に行かなきゃいけない中で、トム・ホーバスしかいないと思った」と、起用の理由について語り、男子代表のレベルアップに期待を寄せました。

ヘッドコーチとして初めて男子代表を指導するホーバス氏は「女子のヘッドコーチを長い間やっていたのでビックリしたが、すごく大きいチャレンジ。こういうチャレンジが好き、この道が面白いと思った。オファーは色々もらっていたけど、日本男子でのチャレンジが結構面白いと思った。自分のスタイルに合いそうで、すごく楽しみ。日本のバスケが、女子も男子も人気になって、レベルアップしたら大きいと思う」と日本バスケ界の発展への思いを語りました。

３年後のパリ五輪への目標については「選手の気持ち、選手の努力のレベル、選手がどこまで信じているかという気持ちを勉強して、練習をよく見て、他の国のことも勉強してもっともっと細かい目標をつくる」と話し、「塁と雄太ともアメリカで会って話したい」と、ＮＢＡでプレーする八村塁選手と渡邊雄太選手についてもコメントしました。

また、女子代表ヘッドコーチとしては厳しい指導スタイルで銀メダル獲得の快挙に導いたホーバス氏は「私は、楽しいではなく厳しい。でも選手たちのために厳しくする。うまくさせたいから厳しいスタイルでやる。（男子代表も）チャレンジではあるけど、間違いなく１００％頑張ります。これから熱く応援してください。パリ五輪までよろしくお願いします。頑張ります！」と意気込みました。


写真：ロイター／アフロ