五輪銀・オコエ桃仁花「チームを引っ張る」
27日、バスケットボール女子のアジアカップ予選ラウンド初戦で、日本(FIBAランキング8位)とインド(FIBAランキング70位)が対戦し、136-46で日本が快勝しました。
序盤、チームに勢いをもたらしたのは五輪銀メダルメンバーの22歳、オコエ桃仁花選手。前半だけで7本中4本の3ポイントを決めるなど19得点を奪います。点差が開いた後半はプレー時間が短くなりましたが、約14分半の出場でチーム2位の24得点をマーク。史上初の5連覇を狙うアジアカップ初戦で勝利に貢献しました。
今大会は12人中、東京五輪メンバーはオコエ桃仁花選手含む5人で、最年長はキャプテンを務める26歳の林咲希選手。試合後には、若手主体で臨むチームの中心選手としての自覚を明かしてくれました。
以下、オコエ桃仁花選手の会見
――スリーポイントで流れを作りましたね?
「最近、練習からも調子が上がってきてるのでその結果が出せた。いつも通り打てました」
――チーム2位24得点の活躍でしたが?
「今日はプレータイムが少なかったので、これから強い相手になるのでもっともっとやらなきゃいけない」
――新しいヘッドコーチ、メンバーも(五輪から)変わりましたが?
「(チームを)引っ張っていかないといけない。キャプテンも林選手に新しくなったので、キャプテンを助けられる役割ができたらと思う」
――どんな面でチームを引っ張っていきたいですか?
「プレーでもそうだし、コートの中でも外でも声をかけて、誰かが落ち込んでいたら助ける役割をしたい。東京五輪では支えてもらったので、今回のアジアカップでは支える側になれるようにしたい」
――恩塚ヘッドコーチのチームでどんな所を伸ばしたいですか?
「東京五輪では3ポイントだけだった。それが自分の仕事だったけど、恩塚さんと話したときに『3ポイントだけじゃなくて、スコアラーとしてもドライブと3ポイントを期待してる』と言われて、新しい自分に出会えると思っています」
――次のニュージーランド戦に向けては?
「1か月の合宿でセンターの守りを重点的にやったので、そこの部分をセンター陣で力を合わせて戦っていきたいです」
写真:AFP/アフロ