ロッテ南昌輝(32) 11年の現役に幕
◇プロ野球パ・リーグ、日本ハム5-3ロッテ(30日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテは7回、今シーズン限りでの現役引退を表明している11年目・南昌輝投手(32)が今シーズン初のマウンドに上がりました。
日本ハム高濱祐二選手に対して初球は145キロのストレートでストライク。球場全体から大きな拍手が起こります。
2球目も145キロのストレートで空振り。3球目は146キロのストレートでファウル。4球目はボールとなるもこの試合、自己最速の147キロを計測。5球目は146キロのストレートでファウル。6球目は146キロのストレートでボール。
そして7球目は146キロのストレートで空振り三振に抑え、現役ラスト登板を最高の形で終えました。
マウンドを降りると石川歩投手、益田直也投手から花束が送られ、球場のファンも大きな拍手で南投手を称えました。
試合後にはマウンドの近くで南選手の背番号「33」から「3」回の胴上げ。
南投手は試合後、胴上げについて「ここまでしてもらって感謝の気持ちでいっぱいです」と話し、11年間声援を送り続けたファンの存在については、「確実に100%以上のパフォーマンスを出させてくれました。今日もそうです」と語ってくれました。
■南昌輝投手プロ生涯成績
190登板11勝8敗 防御率3.59