約2年ぶり再結成“みまひなペア”快勝
◇卓球 世界選手権個人戦 大会2日目 (現地24日、米・ヒューストン)
女子ダブルスで約2年ぶりに再結成した伊藤美誠選手(21)と早田ひな選手(21)の“みまひなペア”が、悲願の金メダル獲得へ、初戦ストレート勝ちを収めました。
みまひなペアは、2017年大会で銅メダル、2019年大会で銀メダルを獲得。今回、日本人ペア54年ぶりの金メダルを狙います。1回戦では、フランスのM・ミゴ選手とA・ザリフ選手と対戦。第1ゲームは序盤から早田選手の鋭いフォアハンドや、伊藤選手のバックハンドの強打などで6連続ポイントを奪うなど11-4で先取します。
第2ゲームは相手ペアに先にゲームポイントを握られますが、終盤に3連続ポイントを挙げ、12-10でこのゲームも制しました。
勢いに乗ったみまひなペアは第3ゲーム、序盤から主導権を握ると、鋭いフォアハンドやカウンター攻撃などで圧倒し、11-5。みまひなペアはゲームカウント3-0で貫禄のストレート勝ちを収め、2回戦へ駒を進めました。
ペア再結成後初の試合を終え、早田選手は「本当に久々で『この身長差懐かしいな』と思いながら入場してきて、試合をしていても『美誠らしいな』と思う部分がすごい出たりとか、あとは2人の連係プレーが『あっ、これがみまひなだな』というのがしっかり見えたので、そういったところもすごく楽しんで試合しました」と、振り返りました。
伊藤選手は「すごく懐かしい感じ。さらに自分たちが強くなった部分というのはきょうの1試合目からしっかり調整できた」と、手応えを口にしました。
みまひなペアは2回戦で台湾のペアと対戦。早田選手は「コンビネーションを考えて、自分たちの連係プレーだったり、戦術だったり、そういったものを確かめながら試合ができたらいい」と、コメント。伊藤選手は「次のペアも、初めて対戦するペア。個々の力も大事になってきますし、2人の力というのも大事になってくるので、次も楽しんで笑いながら試合したい」と、意気込みを語りました。
写真:アフロ
※写真左:早田選手、写真右:伊藤選手