フィギュア男子・友野一希 SPで首位発進
◆フィギュアスケートGPシリーズ第6戦ロシア大会 男子SP(現地26日、ロシア・ソチ)
男子シングルの友野一希選手(23)が、ショートプログラム(SP)の自己ベストを更新する95.81点をマーク。2位と0.44点差の首位に立ちました。
演技冒頭、4回転+3回転トーループの連続ジャンプを成功させると、直後の4回転サルコーも成功。その後もトリプルアクセルを着氷、スピンとステップはすべて最高評価のレベル4でそろえ、95.81点をマークしました。
これまでのSP自己ベストは、2020年2月の四大陸選手権での88.22点。今大会で7点以上更新し、羽生結弦選手、宇野昌磨選手、鍵山優真選手に次ぐ日本勢歴代4位の高得点となりました。
SPの演技を終えて、友野選手は「直前まで悪いイメージしかなくて、朝の練習もあまり体が動いていなかった」と、万全のコンディションではなかったと説明。それでも自身のスケートを振り返り、「最後の最後に、しっかり自分がやってきたことを信じてやることができた」と語りました。
首位で迎えるフリーに向けては、「みんなより人一倍頑張っている自信がある。しっかり努力してきた自分のために、いい演技をできるようにしたい」と話し、自身初のGPシリーズ優勝へ向けて意気込みました。
また、同じく男子SPに出場した平昌五輪代表の田中刑事選手(27)は、76.69点で10位。
一方、女子SPでは、高校生の松生理乃選手(まついけ・りの=17)が、62.98点で7位につけています。
写真:アフロ